
小林裕門
『中小建設業者のための「公共工事」受注の最強ガイド』著者/amazon会社経営部門で1位獲得!/新たに公共工事に参入したい方、参入はしているけど思うように受注できていない方に、最適な入札環境をご提案/フォローすると公共工事の受注に近づくかも/経審と入札は関わる専門家によって結果が変わる
CONTENTS
[公共工事・入札]
こんにちは。“入札コンサルティングを通して建設業者さんの売上に貢献する”行政書士の小林裕門です。コロナで始まった令和2年度ですが、コロナの影響が入札にも出てきてていますね。今年度中に入札参加登録の定期受付が予定されていたある団体では、1年自動延長されることになりました。他にもこういう動きが出てくるかもしれませんので、入札参加登録の期限管理には今年は特にご注意ください。
経審を初めて受ける方とお話をすると、「儲かりそうだから、公共工事に参入したいです!」とか「下請だけだと不安だから、今のうちに役所の仕事を始めたい。」とか、その理由は様々です。また、既に経審を受けて入札に取り組んでいるけどなかなか受注に結び付いていない方からは、「数打ちゃ当たると思ってあちこち入札に参加しているけど、なかなかうまくいかない。」というお声をよく耳にします。もちろんこれでも受注できることはあるかもしれませんが、単発で終わってしまう方が多い印象です。では、公共工事の受注がうまくいっている社長と、受注が思うようにいっていない社長の違いはなんでしょうか?実は、うまくいっている方には共通点があります。
公共工事の受注がうまくいっている社長の共通点、それは、「公共工事を受注したい。」という願望・希望のままにしておくのではなく、「公共工事を獲得する!」という断固たる決意で経審と入札に取り組んでいることです。しかも、次のことをより具体的に、明確に言える社長ほど、最初の落札に至るまでが早かったり、入札で売上を伸ばしている傾向があります。なので、私は、初めてお会いする方には必ず次の質問をします。
を獲りたいですか?
売上が20億円を超えてくるような会社であれば話は別ですが、売上が10億円前後以下の中小建設業者においては、様々な役所からまんべんなく仕事を獲得するのは不可能に近いです。これには予算的な問題、人的な問題、ライバル会社の存在など様々な理由がありますが、行政書士の視点で言わせてもらうと、役所によって格付けの付き方や発注の仕方がバラバラなので、すべての役所において100%希望どおりの入札参加登録を行うことは中小建設業者にはできないからです。できないのであれば、やるべきことは“選択と集中”によるゴールの明確化です。上記の3つを選択してゴールを決めたら、そこにリソースを集中させていきます。例えば、こんな具合です。
を来年度中に1件受注する!(いつまでに、何件というのも明確だとより良いです。)
いかがでしょうか。ゴールが明確になれば、あとはそこに集中するだけです。そこに集中することで、次にやるべきこと、すべき行動が明確になりますよね。今まで漠然と入札に取り組んでいたという方は、ぜひ自社の獲得したい工事を明確化してみてください。そして、この“選択と集中”は、さらなるメリットをもたらしてくれます。
次回は、“選択と集中”をすることで生じるメリットをお伝えしたいと思います。
CONTACT
ご質問やご相談がございましたら、お気軽にお問合せください。
Co-Laboの専門スタッフが丁寧に対応いたします。
対応地域
全国対応(申請実績:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、北海道、青森県、宮城県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、大阪府、岡山県、徳島県、高知県、福岡県、熊本県、宮崎県、沖縄県で申請実績あり)